今日も一日元気に過ごそう(お話)

皆さま、こんにちは。今年の夏は、長雨や新型コロナウィルスの影響もあり、あっという間に過ぎていきましたね。
しかし、その中で東京2020オリンピック競技大会や甲子園球場での高校野球大会も開催され、選手の皆様のこの日の為に努力を積み重ねてきたその輝く姿に、胸が熱くなり、多くの感動をいただきました。尊敬の思いと感謝の気持ちを送りたいです。

ところで、皆さまの今年の夏はいかがでしたか?きっとあらゆる面で思い出深い夏だったのではないでしょうか。
今は季節は秋となり、暑さは少しずつ和らぎ、風に揺れるコスモスの花は美しく、夜は虫たちの演奏会。そろそろ新米もいただけますね。
今年の秋をしっかり楽しみたいですね。

さて、人生には思わぬことがいろいろと起こります。
個人的にはもちろんのこと、さらに自然災害や病気の蔓延、国内紛争、戦争などは一度に多くの人に苦しみをもたらします。
自分ではどうすることもできない状況に巻き込まれた人々のことを思うと、胸が痛みます。
しかし、人はそのようなことを全て避けて人生を生き切ることはできません。
きっとそれがこの地球に生まれ、ここで過ごすということなのでしょう。
いろいろなことを経験し味わい学び、その中で私たちの奥にある魂は磨きがかかり成長しているのだと思うのです。

それでは、思うようにいかない全ての人の人生は、不幸一色なのでしょうか。私はそうではないと思います。
どのような時であれ、自分自身の心の中が愛と光に満ちていて、そばにいてくれる人のほほえみに喜びと感謝の思いが溢れるなら、幸せなのではないでしょうか。
「幸せは自分の心が決める」です。

大変な状況の時こそ、今まであたりまえと思っていたあらゆることに感謝をして、そばにいる人を大切にし、笑顔を忘れないようにしましょう。
「笑い」は自分自身も元気にしてくれます。明日は明日で、またいのちをいただいたら元気に過ごせばいいので、明日のことは心配しないで、今日という一日を喜びと感謝の思いで生きていきませんか。「今、ここ」だけに心を置いて生きるのです。
いのちも思いも全て繋がっているので、幸せな思いが自分の周囲や地球全体に大きく広がれば、全ては良い方に向かうはずです。

先ずは自分が笑顔で元気に過ごすこと。次に他者や生きとし生けるもの、地球全体の幸せを祈り、できることを行う。
さらに自分の夢と希望に向かって一歩一歩努力をする。そして与えられた今日という一日を、みんなで一緒に笑顔で生きていきましょう。
明るい未来はもうそこに広がっていますよ。
皆様のご健康とお幸せを、愛を込めて祈っています。

「喜びに満ちた心は治療薬としてよく効く、
打ちひしがれた霊は骨を枯らす】(箴言17章22節)

2021年9月      鴨川美津恵