「ホ・オポノポノ」(お話)

皆さま、こんにちは。お元気ですか。今年の秋を楽しんでおられますか?寒すぎず、暑すぎず、空気が澄んでいて、収穫の秋の食べ物が美味しくて、秋の花が待っていましたとばかりにキラキラと輝いて咲いています。紅葉も美しいですね。

さて、今回は、古代よりハワイに伝わる伝統的な問題解決の方法をお伝えします。

私は、15年くらい前にその方法「ホ・オポノポノ」に出合いました。
やり方は、次の4つの言葉を言うだけです。
「ごめんね」「許してね」「ありがとう」「愛しています」
この4つの言葉をただ、心の中で繰り返すだけでいいのです。

ホ・オポノポノでは、私たちの人生の邪魔をしているのは「記憶」だと考えます。そこで、潜在意識に蓄積された過去の記憶を、4つの言葉で「クリーニング」します。

では、記憶とは何でしょうか?

「思い込み」「トラウマ」「怒り」「悲しみ」「恐れ」「先入観」「執着」「常識」「偏見」「コンプレックス」「ふと思い出す過去の出来事」など、すべて記憶です。

また、さらに地球誕生から現在に至るまで存在した人間、動植物、鉱物、あらゆる存在が体験した出来事の記憶も、私たちの中にあります。
潜在意識では、全人類、全存在が膨大な記憶を共有しているのです。あらゆる不安や悲しい気持ちがあるのは、当たり前ですね。

人間の意識は、ピラミッド型になっていると考えられています。一番下が、潜在意識(子・・ウニヒピリ)で、その上が、顕在意識(母・・ウハネ)、一番上が、超意識(父・・アウマクア)です。
ウハネが4つの言葉を言ってクリーニングを始めると、ウニヒピリがクリーニングをしたい記憶を特定します。それをアウマクアがキャッチして、さらに人間の意識を超えたその上にある神聖なる存在に伝えます。そして、神聖なる存在が原因となる記憶を消去してくれます。

クリーニングによって記憶がどんどん消去されると、私たちは「無」の状態(ゼロの状態)に近づいていきます。
最終的に情報の全くない状態になり、仏教でいう「空」です。これこそが本来の自分、完璧な自分、過去や感情にとらわれない自由な自分です。
そして、私たちに必要なものやふさわしいものが完璧なタイミングで与えられ、問題は自然と解決に向かいます。

ハワイ語で、「ホ・オ」は目標で、「ポノポノ」は完璧、ゼロの意味。ホ・オポノポノは、ゼロを目標にして、「修正すること」「誤りを正すこと」という意味だそうです。

現在の地球では、ロシアのウクライナへの侵攻で空爆に苦しむ人を始め、国の最高指導者の考えや行動で世界中が不安な状態であり、多くのいのちが悲しみの中にあります。
そこで、「ホ・オポノポノ」の4つの言葉をつぶやいて自分の奥の潜在意識をクリーニングして、まずは自分自身が元気になり、さらに潜在意識で繋がっている全ての存在に良い影響を与えられるといいですね。みんなで幸せになりたいです。

何かで困った時がチャンスです。自分の中で泣いている小さな子どもを想像してそれを目がけて、「ごめんね」「許してね」「ありがとう」「愛しているよ」と言ってあげてくださいね。何度も、何度も, 何度も。きっと元気になって、動き始めると思います。自分が困らない時も、他者のことを思って、クリーニングをしましょう。

一人一人の日々の小さな働きが、本当に大切です。地球が愛と平和の星になるように愛を込めて祈ったり、ホ・オポノポノの4つの言葉を唱えたりしていただけたら、嬉しいです。みんなで一緒にやっていきましょうね。よろしくお願いいたします。

皆さまのお幸せを、愛を込めて祈っています。
ウクライナに一日でも早く穏やかな平和な毎日が戻りますように。

(今回は、「だれもが幸せになる ハワイの言葉 ホ・オポノポノ」イハレアカラ・ヒューレン&カマイリ・ラファエロヴィッチ著よりお伝えしました)

2022年 11月   鴨川美津惠