心の中を喜びで満たそう(お話)

新年あけましておめでとうございます。
皆さま、お元気にお過ごしでしょうか。
昨年は、新型コロナウィルスの蔓延のため自粛生活をしながら、一日も早くこの状態が収まることを祈りながらの毎日でしたね。
医療従事者の方々や、コロナの影響で生活が一変した人達、感染者やその家族の皆さま達、本当に大変なことです。深く感謝をし、良い方に向かうことを心を込めて祈ります。

このような状況の中で新年を迎え、今の私たちに何ができるかを考えてみました。

人の一生は長いようで短いです。穏やかな日もあれば、困難なことに巻き込まれることもありますが、「諸行無常」で、全てはどんどんと流れていき同じところにとどまることはありません。良いことも悪いことも過ぎていきます。

人生の流れの中で、「一日一生」という思いで、今日という与えられた一日のその時その時、一瞬一瞬を、自分のやろうと思うことを行う、自分のお役目を行うことが大事だと思います。自分の置かれた場所で、人が喜ぶこと、神さまが喜ぶことを一日に一回は行うようにしましょう。それは心の中に喜びと達成感をもたらします。

また、今回の新型コロナウイルスのことで、あたりまえと思っていたことが、どれほど有り難かったかが分かりました。今の状況の中でも心の目をしっかり開けて探せば、有り難いことはまだ見つかるはずです。それに気が付き感謝の思いが大きくなれば、心の中の幸せ度がアップしますね。

今年は、みんなで心の中を喜びと感謝の思いでいっぱいにして、世界が平和になること、そばにいる人や根っこで繋がっている世界中の人達と生きとし生けるもの全てが幸せになることを願って、小さな行動と深い祈りで力を合わせてやっていきましょう。
きっと明るい未来はやって来ます。

皆さまのお幸せな一年を愛を込めて祈っています。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2021年1月         鴨川美津恵