タマーラさんより。3.11のメッセージが届きました。

チェルノブイリ障碍者市民団体「ゼムリャキ」

親愛なる日本の友人の皆さん!!!

東日本大震災と福島原子力発電所の爆発という悲劇的な出来事から、10年が過ぎました。 それは被災者にとってつらい試練、生き延びるための闘いの時であり、また汚染された地域の復興の時でもありました。その不幸は、重荷となってすべての日本国民の肩にのしかかり、国の経済を破壊しました。これ以上はない損失、家族の死を、たとえ少しでも埋め合わせることのできる慰めの言葉を見つけることは不可能です。惨事の規模、そして不運に見舞われた人々の苦悩は、測り知れません。

そして私たちは、天災を前にした人間の無力さを感じました。そして、世界中の誰にも、同様の試練に見舞われないという保証はないのです。私たちチェルノブイリ被災者は、皆さんの苦しみに心から同情し、それを理解しています。チェルノブイリ惨事の後、私たちが励ましと支援を必要としていた時、日本国民の方々は真っ先に手を差し伸べて下さいました。

日本とウクライナの国民は兄弟となりました。私たちは同じように、原子の刻印を押されているのです。 勇敢な日本国民の方々は、苦しみが人を結びつけ、支援と相互理解の努力の中で人と人とを近しくするということを証し立てて下さっています。

皆さんにはチェルノブイリ被災者という友人がいることを忘れないでいて下さい。 私たちは、言葉においても行動においても、いつでも喜んで皆さんの助けとならせていただきます。 私たちは、すべての日本国民の皆さんが、健康と勇気、前向きな気持ち、幸せ、喜び、笑顔と太陽に恵まれますよう、心よりお祈り申し上げます!!!

神が皆さんのすばらしい国を祝福され、支えとなって下さいますように!!! 敬意を込めて

チェルノブイリ障碍者市民団体「ゼムリャキ」代表T.L.クラシツカヤ