2017年4月23日、宇部ときわユースホステルにて、チェルノブイリ被曝者と福島の被災者に心を寄せる集いが開催されました。
内容は、1部で「チェルノブイリ被災者団体ゼムリャキ訪問報告」「福島原発の南相馬市滞在報告」、2部で「佐藤華純ソプラノコンサート」です。
チェルノブイリ被災者団体「ゼムリャキ」2月訪問報告
えんどうまめ代表の石川さんより、ゼムリャキ訪問報告を行われました。
ゼムリャキにある事務所は、えんどうまめの支援により維持管理されています。「お薬代」「マッサージ師の雇用代」「障害を持った子供たちの支援代」などに当てられています。
子どもたちが描いた絵画
マッサージ師の方との一枚
支援を必要とする障害を持った子どもたち
その他、えんどうまめの仲間たちで集めた支援金の贈呈や、みんなで折った折り鶴の贈呈風景も、写真に収められていました。私たちの支援がどれだけ必要とされているのか、実態を鮮明に伝えてもらった、石川さんのゼムリャキ訪問報告でした。
福島原発「南相馬市」滞在報告
元汚染作業員・元南相馬市役所除染対策課職員の春木さんより、福島原発が起こった南相馬市滞在報告が行われました。
原発が起きた南相馬市の場所。色が濃い地域ほど、汚染が強いことを示しています。
被災のために住む場所もなく、50km離れた場所から日々仕事に通われたそうです。
除染作業着。
三枚手袋に長ぐつを履き、さらにヘルメットを被るため、夏は熱中症になってしまいます。
詳しくは、春木さん作成の動画をどうぞ。
URLをクリックすると、Youtubeで動画を見ることができます。
福島は有機農業のメッカ 狩浦神父さんのお話し
https://www.youtube.com/watch?
福島は有機農業が盛んですが、除染のために肥沃な上層を取り除くと、農業に影響が出てしまいます。そのような切実で貴重なお話を、インタビューにまとめています。
眞こころ松野さんのお話し
https://www.youtube.com/watch?
和みサロン「眞こころ」。仮設住宅にお住まいの方たちが気軽に集える、地域のコミニュティー憩いの場です。眞こころで働く松野さんから、仮設住宅のリアルなお話を伺いました。
相馬から南相馬への海岸通り
https://www.youtube.com/watch?
相馬市から南相馬市へ。除染現場への通勤道路の様子です。奇蹟的に残った一本松や、本来ならば家並みが見られただろう風景など、海岸通りの映像をカメラに収めています。
これも、紹介しようとしてたのですが、時間切れでした。僕のお気
秋の飯舘村
https://www.youtube.com/watch?
原発の放射能は、40~50km離れた飯舘村にも降り注ぎました。有機農業が盛んだった村の人々は、非難を余儀なくされ、今も除染作業が進められています。
とても分かりやすいお話をありがとうございました。3年間の体験を話すには短すぎましたから、
石川さんの報告も春木さんの報告も、ほんの一部しかご紹介できていません。また改めて掲載できたら幸いです。
佐藤華純ソプラノコンサート
西岐波出身・聖徳大学音楽部卒の佐藤さんのソプラノと、雲南市出身・常盤小学校音楽教諭の蘆田さんの伴奏により、コンサートが行われました。
「糸」を歌いながらの登場です。
Ombra mai fu(懐かしい木陰よ)、いつも何度でも、You raise me up、O mio babbino caro(お父さまにお願い)の歌声を聞かせていただきました。それぞれの曲の説明も、面白く楽しく分かりやすく、会場全体が和やかな雰囲気に包まれました。
育ちゃんのピアノもかずみちゃんの歌も素晴らしかったです。ピアノが大好きな育ちゃんと歌が大好きなかずみちゃん。
心地よい素敵な時間を、ありがとうございました。
ミニバザー、喫茶
収益は、全額ゼムリャキと福島のみなさんのために役立てます。
受付風景
次回の行事、マゴソスクール交流会のご案内も行っています。
ミニバザーの様子
ミニバザーの様子
値段はつけていませんので、お気持ちをごカンパください。
原発の資料
会計報告
収益は66866円。みなさんのお気持ちを、育ちゃんとかずみちゃんへの花束とさ
次回は、5/18(木)19時からのマゴソスクール応援交流会です。
代表:石川より