けったいな町医者の話に耳を傾けてみる

 兵庫県尼崎市に、在宅医療の分野で有名な長尾和宏さんという開業医がいます。「痛くない死に方」という本を出され、映画化されています。

◆映画 「痛くない死に方」

 長尾さんは、患者に寄り添う在宅医療の最先端を行っている人物で、その働きぶりもドキュメンタリー映画になっています。
「病とではなく、患者と必死に向き合う町医者がいる。」というナレーションが印象的です。
◆ドキュメンタリー映画「けったいな町医者」

 この長尾さんが、コロナチャンネルという動画で今の医療体制の問題点を指摘しています。
 長尾さんはすでに多くのコロナ患者を診て、一人の死者も出していません。新型コロナは怖い病気ではないといいます。インフルエンザ並みの第5類感染症に分類し、町医者でもすぐに対応できるようにするべきとの主張です。今はSARS並みの「指定感染症」あつかいで、保健所が介入したり厳格に対処する分、対応が遅れて重症化を招いているので、迅速な対応可能な町医者が感染拡大の防波堤になるのがよいとしています。薬も渡さずに自宅療養させていては様態が急変した時に対応できません。すでにいくつか良い薬もあるので、町医者での対応は十分可能だということです。特に、イベルメクチンという薬は新型コロナ感染症によく効くといいます。北里大学の大村智名誉教授が微生物の力を借りて寄生虫予防のために開発したものですが、主にアフリカで処方され、多くの命を救っています。その実績から、2015年ノーベル生理学・医学賞を受賞しています
 これらの薬を町医者が使って迅速な対応ができれば、コロナも怖くなく、普通の生活に戻れるのではないかと思います。しかし、政府の動きはどうも違うようです。変異するウィルスをワクチンで追いかけることをこれからも続けるのでしょうか。「けったいな町医者」のお話に耳を傾けてみて、今起きていることについて、今一度自分の頭で考えてみたいと思います。