10月5日、マゴソスクール応援交流会を行いました。

10/5(木)19時から、ケニアキベラスラムの寺子屋「マゴソスクール」を応援するための交流会をユースホステルにて開催しました。

ギターで演奏で開幕(大西さん)

最初に大西匡哉さんが作詞作曲された音楽をギターで演奏してくださいました。

大西さんはケニアの村でアフリカの太鼓を習っているときに早川千晶さんと出会い、キベラスラムに関わるようになったそうです。一緒に歌ったり、その音楽をユーチューブで流したり、CDを作ったりしながら、子どもたちや大人たちと関わって応援して来られました。

お子さんが生まれたあと日本に帰国されましたが、春と秋のマゴソスクール応援ツアーメンバーとして早川さんと一緒に支援活動を続けておられます。

マサイ族の儀式のご紹介(永松さん)

そのあと、マサイ族のジャクソンさんの第二夫人の永松真紀さんがマサイ族の儀式などについて説明してくださいました。

マサイ族というのは牛とともに生きてきた部族だそうです。飼っている牛は、換金する商品ではなく、ともに生きる仲間のような存在で、牛を守るためにライオンと戦うことを学ぶ戦士の修行を続けてきた民族だということです。今は、公教育があるため、学校の休みの時を利用して修行をしているとのこと。ジャクソンさんは公教育を受けずに戦士として成人した最後の世代のようです。

永松さんは、アフリカに魅せられ、さらにマサイに魅せられて、ジャクソンさんと出会い結婚したとのこと。すでに第一夫人がおられましたが、マサイでは夫人同士が仲が良く助け合う伝統があるそうで、第一夫人と永松さんは役割を分担しながら暮らしているそうです。永松さんの役割はマサイを知ってもらうこと。ジャクソンさんとマサイの学校を作って伝統を絶やさないように頑張っておられました。

マサイの心のご紹介(ジャクソンさん)

最後にジャクソンさんがマサイの心を話してくださいました。

マサイでは自然のすべてをいかして生きることができるように、知恵と技術を長老たちが教えていきます。ジャクソンさんもライオンから牛を守るために過去に6頭ものライオンを弓矢だけで戦って倒したとのこと。

マサイは野生動物を殺しているという誤解を持っている人がいるかもしれませんが、どうしても必要な時以外無意味な殺生をすることはまったくないそうです。ほんとうの知恵と力を持つ人の穏やかな優しさをジャクソンさんに見ました。学校に行って知能だけが育っても、知恵が育たなければ、経験という知恵と技術を持つ親の世代への尊敬が薄くなります。マサイの教育から学ぶことは多いと感じました。

最後に

マゴソスクールがご縁で、マサイの本当の姿を知ることができて、ありがたいことでした。永松さんの大きなお役目ですね。

ジャクソンさん永松さん夫妻のユース滞在は2回目です。初回も狐を発見。今回も狐を見つけられて、その目のよさに驚きました。ちなみに私はユースのお世話8年目ですが、まだ2度しか狐の姿は見ていません。

ご一行はユースでくつろがれ、6日は中津で早川さんと合流してツアーを続けられました。

こうして国を越えて同じ目的の人と出会うことはなんと幸せなことでしょうか。再会を楽しみにしています。

マゴソスクールへのご支援については、「えんどうまめ活動のマゴソスクール支援」、もしくは「マゴソスクールを支える会のHP」をご覧くださいね。